皆様、こんばんは。今日の奄美市、とてもいい天気でしたね。午前中は休養をとり、午後は明日の決算審査最終日に向けて準備をしました。

さて、昨日も書いた「プレミアム商品券」について、先日金曜日の決算審査の中でも、質疑応答をさせて頂きました。決算審査報告の一環として、ご参考までに紹介したいと思います。

この事業自体は、市民の皆様から好評を得ており、この効果を広く波及させるために行ったやりとりであることを、予めお伝えしておきますね。


（安田）今年度で６年目となるプレミアム商品券発行事業は、市民から好評を得ていると認識している。これを購入するときの手続きは？

（行政）各販売所で、氏名と希望冊数を記入して頂いて、販売している。

（安田）記入して頂いた氏名等のデータは、電子化していないのか？

（行政）電子化していない。

（安田）過去５年分の膨大なデータを電子化して活用すれば、購入限度額１０万円を超えて購入している人を把握できるのではないか？

ここで行政としては、事務作業が増えることよりも、店舗における経済効果が増えることを重視している旨の答弁がありました。

でも私は、商品券を多くの人の手に渡らせることによって、使う消費者にも店舗にもプラスになるような取り組みが必要ではないかと提案しました。


行政はこの事業の経済効果を、発行総額の１．４倍と試算しています。つまり、発行総額が２億９百万円ですので、その１．４倍の２億９２６０万円ということです。

しかし、この商品券だけで買い物をしたら、その効果は１倍となります。商品券で支払うとおつりが出ないので、商品券＋現金で買い物をしてもらうことが、経済効果のさらなる上昇につながるのです。このことを考えても、特定の人のみが商品券を使うのではなく、広く多くの人が使えるようにする必要があるのです。

行政も、たとえ膨大な顧客データを電子化しないとしても、さかのぼって調べれば１０万円を超える高額商品を商品券で買った人を突き止めることはできると思います。行政には様々な工夫をして頂いて、多くの市民の皆様の便益を図って頂きたいと思います。過去５年の実績に満足せずに、常に仕事におけるイノベーションを意識して、職務にご尽力されることを願っております。